(日本語) バイオマス前処理設備

Biogas power generation facilities

Features

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近年メタン発酵技術がバイオマスエネルギーの利活用技術として注目を集めています。
メタン発酵技術とは社会に広く分布するバイオマス(下水汚泥、生ごみ、家畜ふん尿などの有機物)からメタンを主成分とした可燃性ガスであるバイオガスを取り出すことが出来る技術です。このバイオガスは燃料として電気エネルギーを生み出すことができる為、太陽光・風力とならび再生可能エネルギーのひとつとして位置付けられています。
各種バイオマスをメタン発酵する際には、集められたバイオマスから不純物の除去や性状の適正化を行う必要があります。そこで弊社はリサイクル製品の製造・販売を通して培った技術とノウハウでバイオマス前処理設備を開発致しました。
大原のバイオマス前処理設備は処理効率の向上だけでなくメタン発酵施設の安定操業とバイオガスの増産を実現し、イニシャル・ランニングコストの低減に貢献します


「セパレーションサイザー」

特徴

  1. オールインワン
    破袋 → 選別 → 破砕の3工程、3機種による処理が袋収集される有機物の前処理には必要とされてきました。セパレーションサイザーは1台でこれらの機能を提供する万能マシンです。機器集約による設置スペースの低減だけでなく、イニシャル・ランニングコストにおけるメリットも提供します。
  2. 食品廃棄物から都市ゴミまで
    直径約1mの大径ドラムにより大量処理が可能です。また堅牢なスイングハンマーは耐衝撃性に優れ、異物に対して強く安定的な処理を実現します。高い処理・選別能力により、食品廃棄物はもちろん都市ごみなどの多種多様な組成物からなるごみにも対応します。
  3. スクリーンによるサイジング
    メタン発酵好適物として選別されたものはスクリーンを通過し適切なサイズで排出されます。処理物にあわせたスクリーン径の選定、交換が可能です。
  4. 高いメンテナンス性
    破砕部カバーは油圧開閉機構により大きく開口が可能。機器内部へ容易にアクセスできるため、ハンマー等の消耗部品交換作業がスムーズに行えます。

処理例

                          都市ゴミ

破砕前

破砕後(メタン発酵不適物)

破砕後(メタン発酵好適物)

機器説明


  1) 機器上部から処理物を投入
  2) 負荷に応じて加水を行いながら破袋・破砕
  3) 生ごみ等の有機物(緑)はスクリーンを通過し破砕室下部排出口から排出
  4) 包装物などの異物(赤)は破砕室上部の排出口から排出

ドラム内部

異物排出口


「ハンマーミル」

特徴

  1. コンパクト設計
    本体は長さ約1.9mx幅約1 mのコンパクト設計*。メタン発酵槽への原料投入用配管などにインライン設置が可能です。
  2. バイオガスの生産効率向上に
    バイオマスを適切なサイズに破砕することで消化槽滞留時間を短くし設備の負荷軽減やバイオガスの生産効率向上に寄与します。
  3. 供給コンベヤによる最適な送り
    破砕負荷状況に合わせて最適な送りに調節します。
  4. 多様なカスタマイズオプション
    上記の他にも油圧スライド式スクリーン・油圧スライド式バイパスゲート・固定刃などのオプションやスクリーン径・回転刃・コンベヤ径・モーター出力のカスタマイズなど導入環境に応じた柔軟な対応が可能です。

処理例

      刈草       とうもろこし(エネルギー作物)       麦わら 

破砕前

破砕前

破砕前

破砕後

破砕後

破砕後

機器画像


設置例

破砕室内部

【システムフロー例】