2005年5月23日付の循環経済新聞に自走式ロールスクリーンについての記事が掲載されました。
現場内の選別に機動力を発揮
自走式ロールスクリーン開発
大原鉄工所(新潟県長岡市、大原興人社長、TEL 0258・24・2351)は、廃棄物や土砂を目詰まりのない機構で選別する搬送選別機「ロールスクリ−ン」の自走式タイプを開発、6月から発売する。コンパクトで現場内を自由に移動しながら使用できる汎用性の高い遠別機として、初年度10台の販売を目指す。
ロールスクリーンは、そろばん状に配列された多角形ディスクの回転を利用して廃棄物をバウンドさせながら粒度選別するもので、米国から導入した同社が国内販売を開始以来、3年目ですでに約70台納入実績がある。 従来の粒度選別機と比べて目詰まりがなく、大量処理が可能な機構に特長があり、建設廃材のリサイクルや廃プラスチックからの異物除去、焼却灰の溶融前処理などに幅広く利用されている。
新開発の自走式ロールスクリーンは、同スク リーンの2型(目幅25mm)または5型(同50mm)を車両に搭載し、現場内を移動しながら使用できるようにしたもので、建設現場、最終処分場、伐採現場などで発生する土砂、コンクリートがら、伐採材などをその場で選別してリサイクルするときに機動カを発揮する。
スクリーン、車両とも油圧駆動で、操作はリモコンで行う。建設廃材など1時間あたり約30立方㍍の処理能力に対して、装置全体はコンパクトに納まっており、そのま10tトラックに乗せて輸送することができる。
2型のロールスクリーンを搭載したタイプで定価2800万円。